2019年10月1日火曜日

日本人と低減税率

日本人は何でもかんでも誰かが決めてくれないと何もできないというジョークをどこかで見たのですが、探してみてもどうしても見つかりません。

他の国では法律に書かれていないことはやってもよいとか、法律で禁止されていなければやってもよいといったような考え方なのに対して、日本人は法律で許可されていなければ何もできないといったものでした。

よく言えば日本人は慎重だということなのでしょうが、自分で考えればよいことも誰かに聞かなきゃなんにもできないということでもあります。

象徴的なのが低減税率の話。
イートインであれば10%でテイクアウトであれば8%という話でもどうでもよいというのに、イートインで食べてたけど、量が多いから家に持ち帰ったらどうなるかとか、そんなことまで誰かに決めてもらわないといけないのが日本人の国民性。

自分で考えればいいのに。


当時CISSPを持っていた私は、職場内のISMSの内部監査員になったことがあります。
機密書類をデスクの上に放置してはいけないと言われていたのですが、機密書類がなににあたるかをめぐって、内部監査員の私にいろいろ質問が来ました。
提案書だったり設計書だったり明らかな機密書類や雑誌やパンフレットのような明らかに機密書類ではないものはいいのですが、文房具は机の上においてもよいのかとか、お菓子のおまけとかはおいてもいいのかとか聞かました。どうでもいいよそんなの、自分で考えてよ…

話を戻すと、国際的なビジネスではほかの国のビジネスマンは法律の穴をねらってアグレッシブなビジネスをしてくるのに対して、日本人は法律で許可されてないからダメとか法律ができるまで待つみたいな考え方でやっていると国際的な競争力が落ちてしまいます。
そっちのが問題です。

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